LIBEROミニバッグ コードバン


2024/9/30

レザーにはたくさん種類があり、原皮、なめし、染色、仕上げによって表情が変わります。(ブライドル、コードバン、ボックスカーフetc)色々な革と出会う中、非常に魅力的な革との出会いがありました。
そのひとつはコードバンです。

コードバンは、ベルトを開発する際に日本のタンナーさんにお願いして作り上げたものです。アニリン染の透明感を持ちながら、たっぷりとオイルを染み込ませた特別な革で、「革の宝石」と呼ぶにふさわしい仕上がりになりました。
繊細で傷が非常に少ない表面感とアニリン染ならではの透明感のある色、そしてオイルをたくさん含ませることでしなやかなコードバンを作り上げていただきました。コードバンに対する思い入れは強く、どんな製品が最もふさわしいだろうと言うことを常々考えていました。

発売以来、多くのお客様に愛されているTHE SOLEのLIBERO(リベロ)というバッグは限りなく副素材を減らして仕上げられたシンプルなミニトートバッグです。構造がシンプルであるが故に、良い素材で作らないとその魅力を引き出すことができない、ある意味究極のレザーバッグと呼べると思います。

両面最高品質のレザーを貼り合わせ、綺麗にコバを磨き、特別製の革紐を持ち手に採用することで、持ち心地や経年変化など、良いレザーバッグの魅力を堪能することができます。デザインも紙製のショッパーを参考にしているので、馴染みがあって可愛らしい仕上がりになり、女性からの印象も非常に良いと言う話を聞きます。

中には鍵、財布、携帯電話、折り畳み傘、文庫本などを収納することができます。500mlのペットボトルも頭を出すことなくすっきりと収納できます。普段使いのサイズとしては完璧と言っていいほどのサイズのバッグです。

通常の鞄を作ったとしたら、コードバンらしい艶、ハリなどの魅力が薄れてしまうということを以前から考えていましたが、リベロを眺めているとコードバンを組み合わせたら間違いなく素晴らしいものができるという確信が生まれました。
通常の鞄は構造上どうしてもレザーが曲がる箇所が多くなってしまうために表面を潰す様に磨いたコードバンの毛が浮き上がってしまいコードバンの本当の良さを味わうことが難しいのですが、リベロはほぼ全ての革の面が直線で構成されており、曲がる要素が非常に少ないので、コードバンの魅力が最も発揮できるのでは、という考えに至りました。

この特別なコードバンのリベロはブラックとウィスキーの2色展開にて、MASTERPLANと日本を代表するセレクトショップであるGUJI様との別注品として販売いたします。